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4月3日 18時46分
イギリスで起きたロシアの元スパイの暗殺未遂事件をめぐって、日本に駐在するロシアのガルージン大使は、日本が欧米などに追随せずロシアの外交官を追放する措置に踏み切っていないとして、日本政府の対応を評価する考えを示しました。
先月イギリスで起きたロシアの元スパイの暗殺未遂事件をめぐっては、欧米などおよそ30の国や機関が、ロシアの外交官など150人以上を一斉に追放する事態となっています。
これについて、先月日本に着任したロシアのガルージン大使が3日記者会見を行い、「ロシアが事件を起こしたとするイギリスの主張は事実無根で、ロシアを孤立化させるのが狙いだ」と述べて、批判しました。
そのうえでガルージン大使は、日本がこれまで欧米などに追随せずロシアの外交官を追放する措置に踏み切っていないとして、「均衡の取れた態度を取っている日本政府に敬意を表したい。化学兵器の使用を非難し、まずは実態の解明を求めるとする日本の立場はロシアの立場と共通する」と述べ、この事件をめぐる日本政府の対応を評価する考えを示しました。
また、来月ロシアで行われる予定の日ロ首脳会談について、「平和条約締結と領土問題という敏感で複雑な問題の解決に向けて、両国間に真の信頼が築けるよう努力していきたい」と述べ、ロシアと欧米の関係が冷え込む中、日本との間で関係が進展することに期待を示しました。
(出典 www3.nhk.or.jp)
【駐日ロシア大使】英国での元スパイ暗殺未遂事件で各国がロシア外交官を追放の中、日本の対応を評価
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