2019年6月8日 6時0分
http://news.livedoor.com/article/detail/16586350/
盗まれないように複雑なものにしたら覚えられないし、忘れないように簡単なものにしたらバレるかもしれない暗証番号。こんなジレンマを解決するために、役に立つ知識を身に付けておこう。
多すぎて覚えられない
「はち、ろく、きゅう、ご、……違うな。これはゆうちょ銀行だったか。さん、なな、いち、はち、……いや、こっちはスマホの解除番号だったか」
大野隆文さん(75歳・仮名)は、コンビニのATMの前で不測の事態に焦っていた。お金をおろそうと思ったのに、暗証番号がわからなくなったのだ。
「もの忘れ外来を受けたばかりだから、認知症の可能性は低い。暗証番号には細心の注意を払っていたはずなのに、どうしてこんなことに――」
そう思うのも無理はない。大野さんは、他人には絶対わからない、アトランダムに決めた4ケタの数字に設定していた。
しかし、良かれと思って実践していたことが裏目に出てしまう。キャッシュカード、クレジットカードなど10枚近くにすべて違う暗証番号を使っていたため、どれがどの番号かわからない。
大野さんは、覚えている番号を色々と試したが、どれも失敗。ついにはキャッシュカードにロックがかかってしまい、お金をおろせなくなってしまった。
暗証番号を忘れても、本人が通帳、本人確認書類(免許証やパスポートなど)、届出印、カードを持って窓口へ行けば、数日後には教えてもらえる。ただ、そんなことが繰り返されれば、銀行に認知機能を疑われ、口座そのものが凍結されてしまう。
昔と比べて、暗証番号を作らされる機会は多い。カード系はもちろん、ネットバンキングや携帯電話の契約時にも必要だ。とはいえ、ひとつひとつのサービスでまったく違う番号を使い分けていると、使う頻度の低いものから次々に忘れていく。
三菱UFJ銀行の広報部はこう注意を促す。
(出典 i0.wp.com)
【注意喚起】暗証番号:自分、妻や子どもの誕生日、車のナンバーなどもダメ、いちばんNGは…
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